皆さんこんにちは!
ファーストクラストレーナーズ、コンディショニング講師を務めております岩長絵里香です。
最近は、パーソナルトレーニングの利用の仕方も多様になり、ダイエットやボディメイクだけでなく、健康な体を目指すという目的であったり、正しいトレーニング方法やメニュー設定を学びたいというお客様も増えました。
他にも、「痛みを改善したい」という目的の方が多くみえます。
痛みという悩みを抱えているお客様にどんなレッスンをしているか、今日はその中でも「膝」に痛みがある方にフォーカスを当ててお話します。
まず、私が考えるポイントは以下の3つです。
①膝の「何」が痛いのか
②通常の可動域はとれているのか
③正しい身体の使い方ができているか
少しだけ、専門的なお話をさせてください。
①膝の「何」が痛いのか
膝は、筋肉や骨にとどまらず、様々な組織から構成されています。
「靭帯」や「半月板」、「軟骨」、「神経」、「脂肪体」
聞きなれない言葉が並んでいるかと思いますが、これらが機能しているので、膝というものは動きます。
そのため、痛みが起こっている場所も、人それぞれ違います。
骨なのか、靭帯なのかそれとも半月板や筋肉なのか…
例えば、靭帯に痛みがある場合は、靭帯が極力動かされないように、治療としては固定が考えられます。
また、靭帯を伸ばさないような身体の使い方が求められます。
では神経や軟骨の場合はどうするか。
その場合は、痛みのある部位にストレスがかからないような「身体の使い方」を覚えることが大切となります。
これらは一例ではありますが、痛みがでている場所によって、治す方針が異なります。
まずは何が優先されるか、1番最初にこちらを確認することになります。
②通常の可動域はとれているか
膝というのは「曲げる」ことと「伸ばす」ことができる関節です。
そこで確認したいのは、最後まで曲げられる能力はあるかどうかと、最後まで膝を伸ばしきれる能力があるかどうかを見ます。
③正しい身体の使い方ができているか
ここです、こちらを強調させてください!
そもそも痛みはなかったのに、何故痛みが発生してしまったのか。
年齢だから?本当にそうでしょうか。
私は、間違った癖を覚えてしまったからであると考えます。
仕事や家事、生活習慣などで、特定の身体の動きばかりすると
できていたこともできなくなってしまったり、筋力が低下したり、身体に歪みが出たりします。
歪みが新たな歪みを生み、「痛み」に繋がってしまいます。
となると、やるべきことは何でしょうか。
本来動かしたいところを、運動を通して動かせるように身体を正しく使うことです。
例えば皆さん、足首はどこまで曲がりますか?
仰向けになった状態で、膝は胸にしっかりとつけることはできますか?
猫背の姿勢を指摘されたことはないですか?
これらは全て、膝に影響があることです。
膝に痛みがあり、痛みがある部分が良くなったからと言って、そこで終わってしまっては再発してしまうかもしれません。
再び膝に痛みを作らないためにも、運動して筋力を上げるだけでなく、姿勢を良くしたり、身体を正しく扱えるようにすることが大切です。
ここまでやって、本当の治療と言えます。
もちろん、「痛み」という時点で医療機関への診断を受けることを第一に推奨いたします。
ただ、それだけで終わらず、痛みの原因となっている部分へアプローチすることがとても大切です。
痛いから、年齢だから、昔からそうだから、そういって諦めることなく、
専門知識を持つトレーナーと一緒に自分のお身体と向き合ってみてはいかがでしょうか。
また、今は痛みがない方でも、動けるうちに正しい身体の使い方を学んでおくことは、
健康という財産を持つことだと私は考えます。
私たちファーストクラストレーナーズは、1人1人のお身体に寄り添って、適切なメニューをご提案いたします。
また、日頃よりレッスンを受けていただいている皆様も、今後もより良い運動を続けていくために、
自分のお身体をトレーナーと一緒に振り返ってみてくださいね!
コンディショニング講師/プロトレーナー:岩長絵里香