●特異性の原理
こんにちは!ファーストクラストレーナーズの池田です。
さて、今年も残り2カ月ですね!
1日の気温差も大きくなり、最低気温が10度台の日もでてきました。
間もなく冬を迎えます。
これからの季節、ラグビー・サッカー・バスケットボール・駅伝・マラソンといったスポーツがメインのシーズンを迎えます!
先般、箱根駅伝の予選会も行われました。
例年、個人的には箱根駅伝の予選会と聞くと、いよいよ今年も残り僅かだなぁと感じています(笑)
箱根駅伝出場を目指す学生は、月間で800km~900km程度の距離を走るそうです。
毎日ハーフマラソン以上の距離を走っているという計算になりますので、まさに想像を絶します。
また、ラグビー・サッカー・バスケットボールといった競技はコンタクトスポーツ(他者との接触があるスポーツ)ですので、当たり負けしない強い筋力が必要です。
強い筋力を得るためには、筋力トレーニングが欠かせません。
また、1試合で走る距離はラグビーでは約7km、サッカーで約10km、バスケットボールで約5km程度と言われます。
その距離をストップ&ゴーを繰り返しながら、走り続けます。
このような体力は全身持久力と呼ばれ、全身持久力を向上させるためには「走り込み」が欠かせません。
このように、トレーニングは得たい効果によって行うべき内容が異なります。
これを「特異性の原理」と呼びます。
●誰でもなり得る「貧血」
そんなハードなトレーニングを行っているアスリートに多い症状、それが「貧血」です。
まさか筋骨隆々としたアスリートが貧血とは想像もつかないかもしれません。
しかし、実際には上記のようなアスリートにも「隠れ貧血」の人は多いのです。
まず「貧血」とは、血液中の赤血球の数や、酸素を運搬する役割のヘモグロビンが少なくなり、全身に十分な量の酸素を運べなくなる状態のことを指します。
つまり、慢性的な酸素不足の状態です。
ヒトは細胞内のミトコンドリアという場所で、酸素を利用してエネルギーを作り出しています。
つまり、酸素不足の状態だと上手くエネルギーが作り出せず、慢性的なエネルギー不足となります。
・頭痛・頭重感が続いている
・倦怠感がある
・身体が冷えやすい
・立ちくらみ・めまい・耳鳴りがする
・動悸や息切れを起こしやすい
といった症状が続くようであれば、それは貧血が原因の1つかもしれません。
※自己判断せず、必ず医師の診察・判断を仰いでください
もちろん、毎月月経がある年代の女性は貧血になりやすい状態にあります。
20~40代の日本人女性のうち約20%が「鉄欠乏性貧血」と考えられています。
今では小学生の女の子ですらダイエットのために食事制限をするようです。
女性はそれぞれのライフステージにおいて、常に「痩せたい」「綺麗になりたい」と思われていることと思います。
自分自身の体型が気になる思春期、学生時代の体型から少しずつ変化を感じる20代、日々の生活が忙しく運動不足に陥りやすい30代、ホルモンバランスの変化を感じる40代・・・。
その意識の高さから食事制限をしすぎると、貧血(体内の酸素不足)を助長してしまい、結果的にダイエットがうまくいかない、疲れやすい、頑張っている割に思ったほどの結果を感じられない、ということになります。
やはり、長期的な目線に立てば、過度な食事制限は健康を害するため控えた方が良いと考えます。
●貧血の種類
では、貧血の種類を確認してみましょう。
①鉄欠乏性貧血
最もポピュラーな貧血
②再生不良性貧血
造血幹細胞の減少により、白血球・赤血球・血小板などが減少する状態
③巨赤芽球性貧血
ビタミンB12・葉酸の不足により造血機能が低下し引き起こされる
④溶血性貧血
何らかの理由により赤血球が通常よりも早く破壊されることにより引き起こされる
※それぞれの症状については医師による検査・診断が必要です。必ず医師にご相談ください。
そもそも摂取している鉄の量が少なければ、貧血になりやすくなることは想像できますね。
もしくは、消化管からの出血や、激しい運動やトレーニングにより鉄が失われてしまうこともあります。
また、胃薬の常用などで胃酸の分泌が減っていたり、ストレスにより胃の動きが鈍くなったりすることで、吸収が上手くいかなくなっているということも考えられます。
●鉄の吸収について
鉄は2種類に分けられます。
・ヘム鉄→動物性食品に多く含まれます(赤身の肉や魚など)
・非ヘム鉄→植物性食品に多く含まれます(ひじき・ほうれん草など)
そもそも鉄は吸収率が悪いミネラルですが、ヘム鉄で20%前後、非ヘム鉄で5%前後と言われています。
そのため、貧血の改善にはヘム鉄を優先して摂取することが必要です。
また、ビタミンCは鉄の吸収を促進するため、赤身のステーキにレモン汁をかけていただくということは、非常に理にかなっている食べ方ですね。
そして、お茶やコーヒーに含まれる「タンニン」や、玄米・穀物の外皮に含まれる「フィチン酸」、食物繊維は鉄の吸収を阻害する栄養素です。
貧血気味の方は、気をつけてみてくださいね。
●トレーニング効果を得るための食事の重要性
ヒトの体は食べたもの、消化吸収されたものでできています。
「何をどれくらい食べるのか」によって肥満になることもあれば、引き締まった身体になることもあります。
私たちはダイエットから筋力アップといったボディメイクに関するご要望や、腰痛や肩こりの改善といった不定愁訴に関するご要望まで、様々なニーズに対して運動処方を行っています。
上述したように、ヒトの身体は酸素を材料にエネルギーを生み出し、そのエネルギーを利用して身体を動かしています。
そして、体内で酸素の運搬に携わっているのは「鉄」です。
そのため、鉄が体内に不足している状態というのは、言い換えれば体内は常に軽い酸欠状態です。
そのような状態でダイエットのために食事制限をし、トレーニングをするということは、もしかすると体調を崩してしまうことになりかねません。
まずは砂糖たっぷりのお菓子やジュースを控え、主食(米)・主菜(肉・魚)・副菜(野菜)を摂ることから始めてみませんか?
私たちファーストクラストレーナーズでは、ダイエットのために過度な食事制限を推奨することは一切ありません。
お客様のご要望に応じた運動指導・食事指導をさせていただきます。
お客様の毎日が、パーソナルトレーニングを通じて豊かになるよう精一杯サポートさせていただきます。
まずは施設の雰囲気やどのようなトレーニングをするのか、体験に来てみませんか?
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皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
株式会社ファーストクラストレーナーズ