皆様こんにちは!
ファーストクラストレーナーズ、コンディショニング講師の岩長絵里香です。
私たちが携わっているこの「トレーニング」の業界は、一生勉強の世界です。その為、私たちトレーナーはよりお客様に良いものをご提案できるように、各々研修会に参加したり、資格を取得したり、独学で勉強したりしています。
今回のブログでは私が今回10月に参加してきた「FMSサミットin東京&FCSセミナー」という研修のほんの一部をご紹介していきたいと思います。
FMSとは「Functional Movement Screen(ファンクショナルムーブメントスクリーン)」の略であり、「人の動きを評価するシステム」です。
皆さんは眼科に行ったことはあるでしょうか?
多くの人が1度は言ったことのある場所だと思います。
眼鏡やコンタクトを作るときに、眼科ではまず、視力検査が行われたり、目の検査を受けたりします。その後に最適な度数をご提案してくれます。
さて、トレーニングはどうでしょうか?
自分の身体のことはよくわからないけど、胸のトレーニングだからベンチプレスをやろう。
これは、検査なして処方されたエクササイズです。
そうすると何が起こるかというと、合わないトレーニングをして怪我や不調を起こし、結果的に医療費や休養期間が増えてしまうことになります。
そういったことを避けるために、FMSを利用することで「身体の使い方を評価し」評価に基づいたエクササイズをご提案することが可能となります。
この研修では、このFMSというシステムを開発したアメリカの理学療法士でご活躍されているGray cook先生、Lee Burton先生ら自らがご講演してくれました。
彼らから、この20年来に及ぶ膨大な研究背景の話や、FMSを使って考えるべきポイントというものを教えていただき、もっと自分の視野を広げることができました。
その中でも興味深かった話を一つご紹介します。
Gray cook先生はあるジュニアチームのコーチより、子供たち全員にスクワットができるように指導してほしいとの依頼があったそうです。
アメリカでは深くしゃがむという習慣がないので、ほとんどの子が、床に踵をつけたまま深くしゃがむことができません。しかし、それは身体が固いからでも、足首が固いからでもありませんでした。
そこでGray先生は何をしたかというと
子供たち全員に「ジャンプして台の上にしゃがんで着地するよう」指導したそうです。
そうすると2週間後にはすべての子供たちがしゃがむことができたそうです!
驚きですが、とても理にかなっています。
何をしたかというと、「しゃがんで」と指導したわけではなく「しゃがまざるを得ない環境を作った」のです。
これは一般の方のトレーニングでも一緒です。
この研修を受けてから、実際にお客様にやっていただきましたが、今までなかなか上手にしゃがめなかったお客様がなんと綺麗にスクワットすることができたのです。
これにはこれまでの少し私の指導力に落ち込みましたが…(笑)
しかし、この1つの発見は私のレッスン、そしてお客様のトレーニング成果を大きく変えるものとなりました。
きちんと身体を評価すること、そしてお客様の動きたい動作をかなえるためにトレーニングの環境を考える大切さを再度認識することができました。
もしお客様の中で、自分の身体を評価してほしい!自分に合ったトレーニング、自分のウィークポイントを知りたい、治したいという方が見えましたら、ぜひ、担当トレーナーに相談してみてくださいね。
また、まだ通ってないけど体験してみたいという方は、ぜひ弊社の体験レッスンにて受けてみてくださいね!
皆様の身体の健康を、ファーストクラストレーナーズは支援いたします。
プロトレーナー/コンディショニング講師