皆さん、こんにちは!
ファーストクラストレーナーズの池田です。
今年の冬は寒さが厳しいですが、2月に入れば花粉症をお持ちの方には辛い時期がやってきますね。
しかし、そんな時にも梅が綺麗な季節を迎え、桜が咲きいよいよ春となります。
今年は2月4日が立春。暦の上で、春はもうすぐです。
四季が巡るように、私たちの体の細胞は日々入れ替わっています。
食事によって栄養素を取り込み、それを使って日々の活動を行い、不要なものは排泄し、睡眠によって回復をする、そんなサイクルを繰り返しています。
そして、1年も経てば体内の細胞は殆ど入れ替わっています。しかし外見上に大きな変化が起きて全くに別人になっているといえば、そんなことはありません。
「細胞は全て入れ替わっているのに、外見は変わっていない」
とても面白いと思いませんか?
ちなみに肌の細胞は、10歳代では約20日、30歳代では約40日で全て入れ替わります。
若い頃のお肌がプルプルなのは、代謝の速度が早いからということも大きな理由なのですね。
さて、そんな体を構成する栄養素について考えてみたいと思います。
昔、家庭科の時間に「5大栄養素」というモノを習ったことを覚えていますか?
・糖質
・脂質
・タンパク質
・ビタミン
・ミネラル
これらを総称して「5大栄養素」と呼びます。
糖質・脂質・タンパク質は「3大栄養素」と呼ばれカロリー(エネルギー)を持ち、ビタミン・ミネラルは身体を調整する役割を担っています。
つまり車で例えるなら、3大栄養素はガソリン、ビタミン・ミネラルはオイルの役割を果たします。
数年前に「糖質制限」が流行りましたが、チャレンジされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
期待通りの効果を感じられた方、精神的にイライラしたり不安感が強く出たりした方もいらっしゃったかもしれません。
糖質は大きく3種類に分類され、脳を働かせたり筋肉を動かせたりするために欠かせない栄養素です。
そして糖質は、体内では「血中」「肝臓」「筋肉」の中に貯蔵されていますが、特に全体の8割程度が「筋肉」に存在します。
そして、皆さんご存知の通り、過剰に摂取した糖質は中性脂肪に変わり体内に留まります。
そのため、健康診断で「血糖値」「HbA1C」「中性脂肪」の項目が高い方は、2つのことが考えられます。
①糖質の過剰摂取
②糖質を使っていない
といいうことです。
ここで、2016年に徳島大学から発表された論文をご紹介します。
「スクワットの効果的トレーニング ~糖尿病に対するハイスクワットの試行~」というタイトルです。
引用URLはこちら:https://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS15-31J.pdf
・対象:61名(男性36名、女性25名)
・方法:朝夕に5分間のスクワットを半年間に渡り継続実施
・結果:「HbA1Cにおいて統計学的に0.4%の有意な低下が見られた」とされています。
国が定める標準値の上限が6.2%なので非常に大きな効果があると言うことができます。
スクワットという種目は、太ももの前面を中心に、後面や臀部の筋肉を使います。
この部分の筋肉は人体の中で大きな筋肉が集まっている場所です。
つまり、糖質が筋肉に貯蔵されていることを考えれば、その余剰分を使うためには筋肉をしっかり動かすことが大切だということになります。
糖質自体は身体にとって必要な栄養素なので、どの「食材」から「どれくらいの量」を摂るのかを考える必要があります。これにより糖質の過剰摂取を抑えることができます。
そしてスクワットのように大きな筋肉を使う筋力トレーニングを継続的に実施することで、体内の余分な糖を利用することができます。
運動を伴わない「糖質制限」は、摂取する糖のコントロールはできますが、それを長期間に渡って継続しなければなりません。
しかし、筋力トレーニングを組み合わせることで体質を変化させ、食事のバリエーションを楽しむことができます。
もちろん、その上で有酸素運動をプラスすればより効果的に糖質や脂質も使うことができます。
私たちファーストクラストレーナーズでは、運動初心者の方からトレーニング経験者の方まで対応できる設備を整えております。
また、中高年の方や慢性的な痛みを抱えている方には、コンディションを整えるエクササイズを提供し、トレーニングに臨める環境がございます。
新型コロナの影響で世の中は一変しました。
その中で今年は「健康」ということがよりクローズアップされると思っています。
「筋肉が全てを解決する」とまでは言いませんが、健康に大きく寄与することは間違いありません。
個々の目的・運動歴・体力に合わせてトレーニングを始めてみましょう!
皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
株式会社ファーストクラストレーナーズ