骨盤が「歪む」というのは間違い!

皆様こんにちは。ファーストクラストレーナーズの岩長です。

 

よく「骨盤が歪んでいる」という言葉を聞きませんか?

骨盤が歪んでいるから姿勢が悪い…

骨盤が歪んでいるから腰や首にストレスが来ています

など…

 

よく歪みという言葉が使われていますが、骨盤が歪むとはどういうことなのか

わかりやすく解説していきます!

 

◆骨盤の構造

骨盤というのは「寛骨」という大きい骨が2つと「仙骨」と呼ばれる背骨の一部の骨、この3つで成り立つ部位のことを表しています。

そしてこの3つは仙腸靭帯や仙結節靭帯などという非常に強固な靭帯で結ばれており基本的に動くことはなく動いても数ミリ程度です。

 

◆骨盤が「歪む」というのは間違い

このように強固に繋がれている構造となっているため、骨盤が歪むという事は基本的にあり得ません。

では、何故骨盤が歪むという言葉があるのでしょうか。

 

実は、歪むことはありませんが、寛骨が「片側だけ前に傾いてしまったり、逆に反対側は後ろに傾いてしまったりする」ことは良くある話です。他にも片側の寛骨だけ開いてしまったり、逆に閉じてしまうこともあります。

このように寛骨が数ミリ動いてしまうと、結んでいる靭帯が必要以上のストレスを受けることになります。

そうしてストレスを受けた靭帯そのものが痛くなったり、靭帯の周りにある筋肉が緊張してしまったりして腰痛を引き起こしてしまいます。

このような現象を「仙腸関節性腰痛」と呼ぶこともあります。

他にも寛骨が前傾したり後傾したりすることで、脚の長さに差が出てしまうことがあります。

それにより、正常な身体の使い方ができず、膝や股関節に不調が出たり、脚がずれていることから首や肩にストレスが来ることもあります。

 

 

 

◆原因は何か

このように寛骨が前後傾してしまう理由は多岐にわたるため、一概にこれが原因と言えないことが難しいところです。

股関節周囲の筋力が落ちてしまったり、長時間座っていたり脚を組むことが多かったりなどは原因の一つとして考えられやすいです。

 

 

 

◆寛骨を動かさないためにも、「予防」が大切

多岐にわたる原因を探るのも大事ですが、最も大切なのはこのような事態を招かないための予防策を立てる事です!

 

通勤をできるたけ歩くようにしたり、エレベーターやエスカレーターではなく階段を利用して積極的に股関節を動かすようにするだけでも、股関節周囲の筋力強化になります!

 

また、どうしても長時間座らなければいけない場面では、気付いたときに一度立ち上がり、股関節の前をストレッチするなどすると予防になります。

もちろん、ジムに通って身体を動かすことも有効な手段です!

 

 

骨盤が歪んでいる…と言われて悩まれている方がもしこの記事を読んでくださっているのなら、ぜひ一度お身体をチェックさせてください。

もしかしたら骨盤が歪んでいるのではなく、別の原因がある場合もあります。

 

私たちパーソナルトレーナーはお身体に合った運動プランの提供が得意ですので、ぜひ一度トレーナーをお尋ねください。

 ★本記事担当★

・コラボ推進室:岩長絵里香(プロトレーナー/コンディショニング講師)

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