皆さんこんにちは。
ファーストクラストレーナーズの岩長です。
今年の夏は気温も暑かったですが、オリンピックを見て熱い思いになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は学生の頃より、アスリートをサポートする活動を続けていました。その為もあり、自分が関わった競技は食いつくように見ていました。
特に、私は陸上の実業団チームで専属トレーナーをしていたため、陸上競技には目がありません。
実業団チームに所属していた際は、私はコンディショニング&ストレングスコーチとして役をいただいておりました。選手のケアやコンディショニングはもちろん、強くなるために必要なトレーニングの指導もしておりました。
ですが決して、陸上に特化したトレーニングばかりしていたわけではありません。
今私がお客様に指導させていただいている内容とほとんど似ています。
何故なら、アスリートだろうがそうでなかろうが、身体を動かすうえで最も大切なのは「基礎がきちんとできること」です。
本日は基礎の大切さをお伝えできればと思います。
ヒトが活動する上で、「しゃがむ」・「跨ぐ(またぐ)」・「手(肩)を伸ばす(押す)・ひきつける」・「ステップを踏む(歩く走る)」など、こういった行動は基本的な動きになります。
何気ない一場面ですが、洗濯を干すときは手を上げますね(伸ばす)。
ランニングをするときは、一歩一歩リズムよくステップを踏むことになります。
これらの行動の発展形が「運動」です。例えばスクワットは、しゃがむ動きにバーベルやダンベルなどの負荷をかけています。腕立て伏せをするときは、寝ている状態から手を伸ばす動きになります。ゴルフのスイングでいえば、極軽度のしゃがんだ姿勢から、一方の肩は引き、一方の肩は押し出す動きになります。
このように、すべての運動は基本的な動きの発展形です。
という事は、基本的な動きができない場合は、何かしらのエラーを伴ってしまう事になります。それが怪我や非効率的な動作になってしまいます。
きちんとしゃがめない人がスクワットをしたら、もちろん間違った動作で行ってしまいます。
その為、アスリートもジムに通われている方も「基本的な動き方」を大事にすることが必要です。
そういった意味で、どちらもやる内容は大きく変わりないのです。
私たちは指導において、基礎をまずできるようにするため、スクワットなどを含めウォーミングアップできちんと関節を動かすという事を念入りにすることになります。
日常生活においては、知らず知らずのうちにたくさんの動作(動き方)をします。
となれば、基本的な動きができていないと、毎回動きでエラーを起こすことになり、腰痛や肩、膝の痛みに繋がります。
オリンピックに出場できたり、メダルを獲得したりするようなアスリートは決して特別なトレーニングを重ねてばかりいるわけではなく、基本的なことを見直して見直してという事をしているはずです。
こちらではダイエット、ボディメイクやパフォーマンスアップ、様々な目的でパーソナルトレーニングを選んでいただいておりますが、運動する上では「基礎」ができていないと、それぞれの目的を果たすことができません。それどころか怪我や不調に繋がってしまいます。
また、運動とは別ですが、ダイエットにおける食事でも、流行りの特別なダイエット法を行うのではなく、まず3食バランスよく摂取カロリーを守った食事を取ったり、パフォーマンスを上げるために特別なトレーニングではなくまず基本的な姿勢のとり方を練習する方が、結果が出やすく最も重要なことかもしれませんね。
なんにせよ、「基礎的な」呼吸、姿勢、食事、運動、、、これらがとても大切だという事を改めてお伝えできればと思います。
既に運動をされている方は、改めて自分の姿勢や運動時のフォームを見直してみてくださいね。運動はまだ始められていないという方は、まずは基本的な動きができるように、深くしゃがんでみたり、片足立ちをしたりして自分の能力を把握することからはじめて見ましょう!