梅雨入りが例年より遅れていますが、間もなくジメジメした季節が始まりますね・・・。
しかし、それを過ぎれば夏がやってきます!
毎年、「観測史上最高気温」や「歴史的猛暑」といった言葉が報道されています。
2024年の夏も、猛暑日が多くなるとの予想が。
そんな夏を乗り切るための「3つの鍵」をご案内いたします!
①運動
皆さんは「汗」にどのような働きがあるかご存じですか?
「汗」の最も大切な働きは「体温調節」です。
つまり、汗をかくことで体温が上がりすぎることを防ぐのです。
そして、この「発汗」という機能は、ヒトが進化する過程で手にいれたとても貴重な機能なのです!
体毛の多い動物は、その「毛」で身体を外的環境から守っています。
ヒトも数百万年前、まだ木の上で生活をしていた頃は、全身が毛で覆われていたと考えられています。
しかし、木の上から地上へ生活の場を変えると、食物を得るために遠い場所へ移動する必要がでてきました。
そんな時、体毛が多いと長距離の移動をすることができず、ヒトは進化の過程で体毛が薄くなり、発汗機能を手に入れ、長距離の移動が可能となりました!
オリンピックにおいて、フルマラソンで優勝する選手は42.195kmを2時間強で走りきります。
これは体毛が薄く、発汗機能が発達している「ヒト」だからこその記録なのです!
クーラーの効いた部屋の中に1日中いる生活だと、発汗機能も衰えてしまいます。
本格的な暑さが始まる前に、しっかり身体を動かして発汗機能を高めておきましょう!
②タンパク質
発汗することで体温調節をするとは言っても、発汗するということは「体内の水分が減る」ということです。
ヒトの身体は、50~60%程度が水分です。
つまり、常に体内に適切な量の水分を保っておく必要があります。
しかし、皆さんも経験があると思いますが、水分を多くとると排尿の回数や量も増えますよね?
そのため、やみくもに「水分だけ」摂っても、結果的に体内にプールされていないということが起こります。
ここで必要な栄養素が「タンパク質」です。
健康診断の採血項目にもある「アルブミン」という項目。
これが体内のタンパク質量(栄養の充実程度)の指標として使われます。
そもそもタンパク質の摂取量が少なかったり、肝臓や体内のどこかで炎症があったりすると数値は低くなることがあります。
このアルブミン、1gで20gの水分と結合することができます。
つまり、アルブミンが体内の水分量を保つために必ず必要だということです。
そのため脱水症状を防ぐためには、水分摂取だけでなく、タンパク質を摂取した上で水分摂取をすることが非常に大切になります。
③睡眠
ヒトの身体は、常に一定の状態を保とうとします。
例えば、ヒトは体温を常に36.5度前後をキープしようとします。
だから体温が上がれば発汗し、体温が下がれば身体をブルブル震えさせて体温を上げようとします。
このような身体の反応を「ホメオスタシス(恒常性)」と呼びます。
気温は、ヒトが受けるストレスの大きな要素です。
肉体的なストレスはもちろん、脳も気温により多大なストレスを感じているようです。
それは脳が常に体温調節にかかりっきりになることで、他のことに対する働きが弱まり、その結果として認知機能が低下したり、気持ちが不安定になったりするということが考えられています。
そういったストレスを受けた身体と脳を休ませるためにも「睡眠」が重要です。
現在、日本国内における睡眠市場は1,600億円を超えると言われます。
様々な睡眠グッズや、睡眠に関するサプリメントが売られています。
そういったアイテムを活用することも良いでしょうし、少し生活パターンを変えることで睡眠の改善につなげることができるかもしれません。
睡眠を司るホルモンは「メラトニン」です。
このメラトニンの材料は「タンパク質」「ビタミンB6」です。
どちらも、肉・魚・豆類に多く含まれています。
つまり、タンパク質をしっかり摂取することは、睡眠の質の向上につながる可能性があるということです。
身体を暑さに慣らすことを「暑熱順化」と呼びます。
やや暑いと感じる場所で、ややきついと感じる運動を毎日30分間行うと、約2週間で身体が暑さに慣れると考えられています。
しかし、普段全く運動をしない方が、いきなり暑い環境下で運動をすることは、そのこと自体が大きなリスクとなります。
ぜひ、パーソナルトレーナーと一緒に、個々の体力に応じた運動を始めてみませんか?
本格的な夏が始まる前に、お待ちしております!!
★本記事担当★
コラボ推進室:池田幸平
コラボ推進室:大阪梅田のパーソナルトレーニング|グランフロント大阪 - ファーストクラストレーナーズ (firstclasstrainers.net)
★体験レッスン受付中★
料金:3,600円~(トレーナーランクにより異なります)