皆さん、こんにちは!
ファーストクラストレーナーズの池田です。
今年も残すところ2ヶ月!
2021年もあっという間に終わろうとしています。
今年のお正月に「今年こそ痩せるぞ!」と目標を立てた方も多いと思いますが、皆さまいかがでしょうか?
「春になって長袖を着なくなったら、ダイエットを始めよう!」
「夏こそは、半袖の似合う上半身になるために筋トレをしよう!」
「春も夏も筋トレを先延ばしにしてきたから、スポーツの秋こそ始めよう!」
「冬はもう半袖は着ないし、今年は忘年会もあるから来年こそ筋トレをしよう!」
といった感じで、トレーニングを先延ばしにして1年間が過ぎていませんか?
●内科的疾患に筋トレが有効
ダイエットをするためにも、見た目をスッキリさせるためにも、筋トレをはじめとする「運動」は重要です。
筋トレをすることで、血糖値を下げる役割があるタンパク質「GLUT4(グルコーストランスポーター4)が活性化され、糖尿病を予防することができると考えられています。また、ウォーキングやサイクリング等で心拍数を上昇させることは、血管の収縮拡張能力を向上させるので血圧を正常に保つために有効です。
このように「糖尿病」「高血圧」「メタボリックシンドローム」等、健康診断で治療を勧められていたり服薬をしたりしている場合、医師の指示の元でパーソナルトレーナーによる運動処方が必要な場合があります。もちろん、運動以外にも「食事」は非常に重要なポイントです。高温調理された油や白砂糖などは、まず控えるべき食材です。逆に、魚類に含まれる良質な油や、根菜類に含まれるような食物繊維は積極的に摂取したい食材です。このようになるべく病気と無縁の生活を送るためには、「運動」「食事」を整えるということが大切です。
●人間が本来もつ生活リズム
そして、その上で見直すべきは「睡眠」です。現在、睡眠と肥満の関連について多くの研究がなされています。
皆さんは「サーカディアンリズム」という言葉を聞いたことがありますか?
日本語では「概日リズム(ガイジツリズム)」と呼ばれています。ヒトを含む動物は、生きる上で様々な生活リズムを持っています。
例えば、病院に入院をして1日中ベッドの上にいたとしても朝になれば目は覚めるし、夜になれば眠くなります。
そして、それに合わせて体温や免疫、ホルモンの分泌がコントロールされています。
しかし、このように隔離された生活を長く続けていると、寝付く時刻や起床の時刻が1日ごとに約1時間ずつ遅くなります。
このことからわかることは、ヒトが持つ本来の1日の周期は25時間だということです。
地球の1日のリズムは24時間なので、地球のリズムと人のリズムには1時間のギャップが生まれます。この1時間のギャップを様々な刺激によって調整をしながら生きているのです。その最たる刺激は「光」です。朝、太陽の光を浴びる(目に日光を当てる)ことで、ヒトはサーカディアンリズムを整えています。
ところが、シフト制の勤務によって朝日を浴びる時間が無かったり、夜に明るい照明の元で過ごす時間が長くなったりすると、このサーカディアンリズムが狂い、睡眠に悪影響が及びます。そして、このサーカディアンリズムの乱れから引き起こされる睡眠障害が、肥満・高血圧・虚血性心疾患等の、内科的疾患のリスクを高めるということがわかってきています。筋肉は睡眠時に強くなります。重りを持ってトレーニングをしている時、筋肉の繊維は破壊されています。
この破壊された筋繊維にタンパク質をはじめとした栄養素が補充され、睡眠をしっかりとることで合成を促し、少しずつ強くなっていくのです。
睡眠は、筋肉を強くするためにも、内科的疾患のリスクを軽減させるためにも、大変重要なのです。
サーカディアンリズムを調整しているのは、脳の視床下部の一番深い場所にある「視交叉上核」です。視交叉上核から視神経を伝わって目の網膜へとつながっています。つまり、サーカディアンリズムを整えるためには上述の通り「目で日光を捉える」ことが必要なのです。まず、朝起きたら日光を目に入れましょう!
その上で、身体を動かすことで体内のリズムが整い、睡眠の質が向上し、トレーニング効果を最大限に享受することができます。体内時計は素晴らしいですね!
これから寒くなる季節は、朝起きて布団から出るのが億劫になります。そんな時、カフェインで目を覚まさせるという方もいらっしゃるかと思いますが、できることならば少し太陽を眺めて日光を目に入れてみてください。きっと心も身体もスッキリ目覚めるはずです!
ファーストクラストレーナーズでは、皆様の健康を様々な側面からサポートいたします。トレーニングはもちろん、食事や生活習慣までご相談ください。
まずは体験レッスンで、皆様のお話をお聞かせください!皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしております。
株式会社ファーストクラストレーナーズ