自分にあった運動と食事を摂ること

 皆さんこんにちは。ファーストクラストレーナーズの池田です。

 皆さんは、1日に何回の食事を摂りますか?

多くの方が、3回前後かと思います。

毎回の食事が美味しくて、身体に良い内容だったら最高ですね。

私は、小学生の頃から料理が好きでした。料理マンガを読みながら、母に料理を教わっていた記憶があります。

母の得意料理はカレーで、自分でスパイスを調合したり、幾つかのルーを組み合わせたりしながらカレーを作るほどでした。今でこそスパイスカレーという言葉が市民権を得ていますが、30年前に、自宅でスパイスをブレンドしてカレーを作る家庭は少なかったように思います。

きっとそんな母の影響もあり、料理に興味を持ったのだと思います。

大学には教育学部の体育学科に進学し、1人暮らしを始めました。部活はバスケットボールをしていて、自分なりに5大栄養素のバランスを考えながら自炊をしていました。

部活や競技において、そのスポーツの練習は誰でも一生懸命に取り組みます。

しかし、食事をトレーニングと同じくらい重要視している人はどれほどいるでしょうか。

「最後は練習内容ではなく、何を食べたかで決まる」と言われるほど、食事は身体に大きな影響を与えます。

 

皆さんは、「分子栄養学」という言葉を聞いたことはありますか?

分子栄養学では「個人個人に必要な栄養素の量には差がある」という前提で、食事や必要な栄養素の量を考えます。

また、それぞれの栄養素には体内での働きに特徴があります。

例えばビタミンC

その発見は16世紀から18世紀の大航海時代。

新鮮な果物や野菜を食べることができなかった多くの船乗り達は「壊血病」という病気で亡くなりました。これに対して、オレンジやレモンを船員に与えることで壊血病を防げることを発見し、その有効な成分がビタミンCであるということがわかりました。

そのビタミンC、多くの動物が体内で生成することができるのですが、残念ながらヒトは体内で生成することができません。

そのため、食べ物から摂取する必要があります。

ビタミンCの働きとして「抗酸化」「鉄の吸収促進」「炎症抑制」などが挙げられます。

体内では均一に存在しているわけではなく、血中のビタミンC濃度を「1」とすると、脳には「20」、白血球には「80」の割合で存在します。

この割合で存在しているから、上記のような働きが行われるのです。

脳が働かなくなること。それは命に直結します。

白血球が働かなくなること。それは細菌やウィルスへの感染リスクが高まります。

まずは、そういった命に関わる場所で栄養素は使われます。

こういった栄養素の特徴を活かして食事を摂ることは、日々の生活の質を高めますし、もちろん運動効果を高めるための一助となります。

ただし、その必要量には大きな個人差があることを忘れてはいけません。

定期的によく運動をしている男性と、ほとんど運動をしていない女性では、同じ年齢だとしても必要な栄養素の「量」に差があることは十分想像できることです。

ダイエットのために食事制限をするにしても、筋力アップのために食事の量を増やすにしても、食事内容には当然個人差を考慮しなければなりません。

これは、運動においても同じことが言えます。

例えばダイエットを目的とする場合、運動経験・内科的な疾患の有無・性差・年齢等、様々なことを考慮してエクササイズメニューを立案します。

 

身体には30兆とも60兆とも言われるほど細胞があります。

その1つ1つの細胞には「ミトコンドリア」と呼ばれる場所があり、ここで身体を動かすために必要なエネルギーを作り出しています。

心臓が動くのも、呼吸ができるのも、歩くことができるのも、このミトコンドリアでエネルギーを作り出しているからです。

ミトコンドリアの活性化には、タンパク質・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛・鉄などが必要です。

「疲れやすい」「寝起きがスッキリしない」というような場合、体内で上手くエネルギーが作れていないことが予想されるため、上記の栄養素を摂ることでミトコンドリアを活性化し、それらを改善することができるかもしれません。

さらに、ミトコンドリアを活性化させるためには「運動」が大切です。

身体を動かすことは、筋肉や脳を刺激し体内に酸素を取り込みます。

ミトコンドリア内では、酸素を材料としてエネルギーを生み出すため「少し息が上がる程度の運動」は、細胞レベルで身体を元気にします。

矛盾するようですが「疲れにくい身体」「元気な身体」になるためには、身体を動かすことが大切なのです。

そして、それぞれに見合った栄養を摂取することで、その運動効果も高まります。

 ご自身の体力や体質にあった運動や食事で、皆様の身体を変えるサポートをさせていただきます。

まずは体験レッスンにお越しいただき、ぜひお話をお聞かせください。

 皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 

株式会社ファーストクラストレーナーズ

TOPトレーナー 池田 幸平