こんにちは!オーナーの梶原です。
普段、仕事に忙殺され、時間があっという間に過ぎるのに、不要不急の外出を控えるゴールデンウィークということになれば、時間を消費するのが本当に大変だと感じる今日この頃。皆様、この時節柄、いかがお過ごしでしたでしょうか?
5月4日、緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。もうひと踏ん張り頑張りましょう!と元気良く言いたいところですが、そろそろ限界。ニュース報道、ワイドショーでも「命」か「経済」というテーマでの議論が活発になって、経済活動自粛の解除を求める声が多くなってきています。
企業経営者をして32年目になりますが、バブル崩壊、阪神大震災、リーマンショック、東日本大震災等、これらの惨事による経済危機を経験してきました。
災害、危機は突然やってきます。予測はできません。
2020年1月に、中国で発生した新型肺炎コロナウイルス(COVID19)。一部の専門家を除いて私たちは、このウイルスが世界中に瞬く間に蔓延することの危機感があったのでしょうか?私自身も危機意識があったかといえば、全くありませんでした。緊急事態宣言ということについても想像もしていませんでした。
非常事態が発生した時、リーダーの判断が重要になるわけです。今回、政治的な判断が後手に回ってしまって大きなパンデミックに発展してしまいました。一方で、迅速に対応した台湾(死亡者数4名)、マカオ(死亡者数0人)については、SARS、MARSでの苦い経験があったことから、空港閉鎖を即座に決断したことでCOVID19の蔓延抑止に成功できています。
COVID19の蔓延にて、人々の動きが同時に止まり、経済がいきなりストップしたわけですが、政府も企業も対応できるはずがありません。この現実を受け入れて前向きに進んでいくしか方法はありませんが、リーダー(政治家・経営者)は、組織(国、会社)の受けるダメージ、
傷口を小さくすることが何より大切なのです。
日本は感染者数、死亡者数は少ないといえ、初動対応に遅れてしまった国です。
その他、世界中の政治のリーダーも判断、決断が後手に回ってしまったことは周知の事実。被害が甚大になっています。
「決断の速さ」が政治家にも企業経営者にも必要です。
未来は予測不可能。何が起こるかわかりません。しかし、危機を想定して事前に準備しておくこと、そして、起こってしまったことに対しての正しい判断、迅速な決断が必要なのです。
企業経営に迅速な決断は欠かせません。決断しないと倒産するからです。
また、企業経営においてはすべて経営者の自己責任になるからです。
2020年は、当社を大きく飛躍させる1年と考えていましたが、4月末に方針を転換しました。
今回のCOVID19にて受ける影響を織り込んだ
「省エネ経営」に転換する決断をしました。
これは、COVID19で売上が落ち込んでもパーソナルトレーナーたちと生存可能なラインで事業を継続していく方法です。
治療法の確立とワクチンの開発が完了するまでの期間は、省エネ経営を実践するということです。
2020年は大きく望まない経営を実践します。
これを決断するまでに約1週間の時間を要しましたが、中期的な予測の下に、お互いの傷口を小さくする方法を考えた上での決断でした。4月末にパーソナルトレーナーたちに説明して、コンセンサスを得ることができました。
今後、企業経営の在り方は劇的に変化していくことを求められると思います。まだまだイメージは確立できていませんが、パートナーと知恵を出し合ってこの難局を乗り越えていきたいと思います。
COVID19の影響は甚大です。当社も大きな被害となることは確実です。企業経営においては、リスクとどう向き合っていくかが最重要課題といっても過言ではありません。経済活動には様々な危機が立ちはだかってきます。
しかし、その危機は、大きな変革、革新への信号だと感じています。この信号は、「あなたの会社はこれを乗り越えることができますか?」という、自然界からの問いかけであると捉え、前を向いて歩いていきたいと思っています。
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